1982年 |
アメリカで血友病患者にエイズの発症例がみられる |
1983年 |
アメリカでエイズはウィルスによるものと判断され,血液製剤の加熱処理が始まる |
1983年5月 |
アメリカの製薬会社がエイズウィルスの混入した製剤を回収したという報告書を厚生省に提出する(この報告書は現在行方は分からなくなっている。)厚生省は「エイズの実態把握に関する委員会」を設置し,全国の病院に報告を求める。帝京大学と高知医科大学からエイズの疑いのある症例が報告される。 |
1983年8月 |
厚生省はこの2つの症例について,エイズとは認められないと発表した。アメリカからスピラ博士が来日し,2つの症例について検索し,エイズと認めるべきだと主張した。(この事実は伏せられる。)全国の血友病患者に免疫機能の検査をしたところ,血友病患者の半数近くに,著しい免疫機能の低下が認められる。 |
1985年3月 |
アメリカ在住のゲイの男性が日本人エイズ患者第1号に認定される。 |
5月 |
血友病患者がエイズ患者第2号に認定される。 |
7月 |
日本で血液製剤の加熱が認定される。 |
1986年12月 |
長野県松本市で,黒人女性がエイズであると報道される。(松本パニック) |
1987年1月 |
神戸市で風俗産業で働いていた女性がエイズであることが報道され,厚生省は記者会見して公表した。(神戸パニック) |
2月 |
高知医科大産婦人科でお産を控えたお母さんにHIV感染がみられ,厚生省はマスコミに公表した。(高知パニック) |